マンションの大規模修繕で追加費用が必要な時は?

マンション大規模修繕は、場合によっては想定外の追加費用が発生することがあります。ここでは原因や対処法について紹介するので、大規模修繕を行う前にチェックしてください。

追加費用が発生するのは当たり前?

マンションの大規模修繕を行う前に、見積もりなどで修繕にかかる費用を把握することが出来ますが、それはマンションが想定内の状態であること、つまり不具合がないということが前提条件です。

もしも想定外の状況が起こっている場合には、当然追加の費用が発生してしまうでしょう。もちろん予算は無限大にある訳ではありませんので、追加費用を請求されても慌てないように対策をとっておくことが大切になってきます。

また追加費用を請求する業者の中には、見積もり額を極端に抑えて施工を受け付け、あとから追加工事で大量に請求する悪徳業者も。運悪くそのような業者に引っかかったときは、追加費用が高額になってしまうケースもあり注意が必要です。

追加費用がかかる原因

そもそも追加費用は、なぜ発生するのでしょうか。それは修繕を開始してから細部の点検を行うためです。

ふつう、まず工事を行う前に専門家が目視でマンションの状態をチェックしますが、それだけでは配管の内部や給水ポンプ、エレベーターなどの機器の故障などは発見できないことがほとんど。実際に工事を開始した後で細部の状態を詳しく把握するため、部品交換や塗装の追加などの追加工事を提案されてしまうことも多くあります。

なお、追加工事は他の修繕と同時に行うことで費用を抑えられると言ったメリットもあり、悪意なく提案してくれるケースもあるので、注意してくださいね。

悪徳なケースもあります

必要な工事であれば仕方ないと思うかもしれませんが、追加工事で注意してもらいたいのが悪徳なケースです。

実際は工事前に気が付いていても見積もりに反映させない施工業者がおり、見積もり額を少しでも安く見せて工事を請け負います。また管理会社と談合や癒着している業者も中にはあり、悪質な追加工事を要求するケースもあるようです。

専門知識がない人が見積もりの内容を詳しくチェックすることは難しいことを悪用し、一般的な相場よりも高額を請求することもあります。

対処法

マンションの追加費用を請求されても慌てないように、事前に対処法を把握しておくことが大切です。追加費用を想定外と考えないように備えておきましょう。

予備費を徴収しておく

追加費用は、見積もり額の5~8%は出るものだと考えておきましょう。予算に追加費用の額も組み込めば何かあっても慌てることなく、マンション大規模修繕工事を進めることができます。毎月の管理費などで工事代が賄えるのであれば問題はないでしょう。どうしても費用が足りない場合には、住民から予備費として徴収しておくのも手です。ただ急な出費を嫌がる反対派も多くいるので、必要であることをしっかり伝えなければいけません。

管理会社任せにしない

マンションの大規模修繕は、想像以上に費用が掛かってしまいます。マンションにとっては一大イベントともいえるような工事を管理会社任せにするのは大変危険です。先ほど説明したように談合や癒着しているケースもあり、一般的な相場とはかけ離れた金額を請求されてしまう場合もありますので、きちんと管理会社を監視することも大切です。建設業界に詳しいような人がいれば相談してください。また管理会社が勧める施工会社ではない会社に依頼するのも一つの手でしょう。

こまめに定期点検を実施する

どのような破損も当初はわずかな破損だったはずです。そのまま放置することで破損個所が広がり、部品交換など高額な費用がかかる工事が必要になってきます。もちろん経年劣化によって費用が高額になってしまうのは仕方のないことかもしれません。しかし定期的にメンテナンスを行うだけで、無駄な出費を防ぐことはできるでしょう。

前もって大規模修繕に備えましょう

マンションを管理するにあたって大規模修繕は必ず必要です。定期的な大規模修繕を行わずに放置することで、不具合が見つかり予想以上に費用が掛かってしまいます。また事故などのリスクも高くなってしまうことも。

しっかりメンテナンスも行いながら、大規模修繕にかかる費用を少しでも抑えてくださいね。