マンションだけでなく、どのような住宅であっても修繕は必ず必要になってきます。それは年数が経過する毎に、設備が劣化していくからです。劣化を遅らせるためにもメンテナンスを定期的に行う必要があります。1回目は、そこまで修繕する箇所が少ないかもしれません。しかし、1回目でクリアした箇所であっても2回目、3回目と修繕する中で劣化し修繕が必要になっていきます。安心・安全・快適な暮らしのためにもマンションは定期的に大規模な修繕が大切です。
国土交通省は「集合住宅の1回目の大規模修繕時期は築12年」を推奨しています。そのため、早く行うマンションであれば10年目から修繕する準備を開始するでしょう。一般的には築15年以内に1回目の大規模修繕を終わらせるケースが多いようです。
これらの箇所が重要な大規模修繕のチェック箇所になります。タイルの浮きは、見た目では全くわかりません。打診などでチェックする必要があります。タイルの浮きを放置すれば、タイルの落下事故に繋がるでしょう。また防水も重要な項目です。防水処理が丁寧に施されていないと、マンションの寿命に直結すると言われています。マンションの資産価値を落とさないためにも、防水対策は十分に行ってくださいね。
1回目の大規模修繕にかかる費用は、一般的に1世帯あたり100万円程度が相場です。もちろんマンションの状態が良ければ、費用が抑えられる場合もあります。ただ1回目がスムーズにクリアしても、2回目や3回目に修繕費がアップする場合もあるため注意してください。
2回目の大規模修繕は、1回目の大規模修繕から10年から12年後に行われます。修繕箇所としては、1回目と同様の箇所です。
これらの箇所が追加されます。エレベーターは定期的なメンテナンスも行われているでしょう。しかし、状況によっては、大規模な修繕が必要となるケースもあります。またオートロックも画面の映りが悪い、遠隔操作ができないなどの不具合がでてくることも。オートロックの場合、集合玄関機以外にも室内モニターや各住戸のキーも取り替える必要があります、そのため、想像以上に費用がかかることもあるため注意してください。
配管もお水の流れが悪くなるなどの状況に陥る恐れがあります。場合によっては、配管の交換が必要なケースも。劣化が進んでいないか、必ずチェックしてもらいましょう。
2回目のマンション大規模修繕の費用は、1世帯あたり120万円程度と言われています。そのため、しっかり積立を行っていないと修繕がスムーズに行えません。築20年も経過すると、さまざまな箇所に不具合が出てきます。そのため1回目の修繕費用よりも高くなると考えておいてください。
3回目は、2回目の大規模修繕から10~12年後に実施。2回目でチェックした箇所を再度確認・修繕しましょう。
これらの箇所も修繕を行う必要がでてきます。3回目の修繕の頃になると、築30~40年です。そのため、住民の生活スタイルに変化もあるでしょう。そのため集会室やエントランスなどをキレイにリフォームを行わないと、新たな住民が入居しないなどのマイナス面が出てきます。また車を運転しないなど駐車場に空きスペースが増える場合も考えられるでしょう。そうなれば機械式の駐車場を修理するかは住民で話し合うことが大切です。
3回目になると費用もさらにアップするでしょう。そのため積立だけでは不足する可能性が考えられます。場合によっては、1世帯あたり数十万円ほどの負担金を用意する必要が出てきます。無理なく修繕を行うためにも、修繕費などの積立額を検討するようにしてください。